こんにちは。
【アシスタントPRディレクター 兼 管理栄養士】のNです。
今年もお酒の機会が増える季節になってきました。以前はコロナ禍で自粛されていた飲み会も解禁となり、
忘年会や新年会が盛大に行われる場面が増えているところもあるのではないでしょうか。
みなさんはお酒を飲みますか?そして、飲酒量について自分としっかり向きあえていますか?
お酒の適量はどれくらいかを見極めて、ちゃんとセーブできるという方も中にはいらっしゃるかと思いますが、
そうでないという方も多いのではないでしょうか。体格や体質、お酒の種類によっても適量は変わってきます。
厚生労働省からリリースされたWebツール、「アルコールウォッチ」をご存知ですか?
「本ツールは、飲んだお酒の種類と量を選択することで純アルコール量と分解時間を簡単に把握でき、
飲酒や飲酒後の行動の判断のために活用されることを目的に作成しました。」と厚生労働省のWebページに書かれています。
では実際にこのツールで飲酒量を入力してみましょう。
「あなたの飲酒を見守る アルコールウォッチ」
https://izonsho.mhlw.go.jp/alcoholwacth/
飲酒したお酒の種類と量をドラッグ&ドロップし、「計算する」をクリックすると、飲んだ純アルコール量と分解時間の目安が出てきます。
ただし、個人差があるので、目安として考えるよう記載されています。さらに、この結果はXでシェアすることができます。
「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度と言われています。
ビールは中瓶1本、日本酒は1合弱にあたります。ただし、男性より女性の方が少なく、アルコール代謝能力や飲酒習慣の有無などによっても変わってきます。
飲酒量(ml)×度数(%)÷100×0.8(比重)=純アルコール量(g)
飲酒量とアルコール度数がわかれば上の式に当てはめて純アルコール量を計算できます。目安として参考にしてみてください。
そして、飲酒時には水分と食事を合わせて摂ることも重要です。お酒を飲むとトイレが近くなると感じる方が多いように、
アルコールには脱水作用があります。また、飲酒時に肝臓は必死でアルコールを分解しようと、せっせと働きますが、
肝臓が働くためには代謝に使う水と、肝臓自体のエネルギー源が必要です。そのため、同じ量の水分をお酒以外から摂ること、
食事(主食+おかず+野菜)も適量を一緒に食べることを心がけましょう。
飲み会はこれらに気を付けて、身体をいたわりつつ、気持ちよく忘年会や新年会を楽しめるようにしていきましょう。
その際、是非みなさんで「アルコールウォッチ」を試してみるのはいかがでしょうか。
【参考文献】
・厚生労働省 純アルコール量とアルコール分解時間を把握するツー
「アルコールウォッチ」をリリース 2024.9.20
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/567448000_00002.html
・依存症の理解を深めるための普及啓発事業特設サイト
https://izonsho.mhlw.go.jp/alcoholwacth/
・厚生労働省 アルコール
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html