PR業というのは、
いわゆる文化人とか学術関係者との接点を多く持つことができる仕事です。
派手ではありませんが、いろいろなジャンルの方に会えるという面白みがあります。
たまには、有名人にも会えますし。
特に私の場合は栄養学とか農芸化学とか医学系の大学の先生方に取材をしたり、
原稿執筆をお願いしたり、講演を依頼したりという仕事が多かったです。
皆さん押しなべて、とてもやさしく、親切でした。
分からない事を質問すると丁寧に教えてくれました。普段から生徒に接しているからでしょうか?
しかし、原稿は論文そのものという状態でしたので、一般の人に分かりやすく書き直す手間が必要でした。
ある先生の原稿はとても難解でたぶん20回近いラリーがあったと思います。
しかし、その後その先生は論文と一般の方に伝える文章の違いを理解し、結構面白いエッセイなどを書くようになりました。
書き方が分かったと感謝されました。
また、ある地方大学の教授はその地域の名士でもあり、大きなお屋敷に住んでいました。
ぜひ夕食を食べていくようにと言われて、ごちそうになったこともありました。
住み込みの家政婦さんがいたこともびっくりでした。
学術関係の業務は女性が大いに活躍できる分野ですので、とてもユニークな女性教授もいました。
実験をしていて、夢中になってしまって、お子さんを保育園に預けていたこと忘れてしまった、とか。
今だったら、配偶者の協力を得ることができるではないかと思いますが…
人に会うことで自分の知識も増えますし、大きな刺激も受けます。
活字だけでしか知らない人に、実際に会えるのも楽しみの一つです。
PRという仕事はいろいろな人に会える、刺激のある仕事だといえます。
実は、今週末にお世話になった先生の米寿のお祝い会があります。
何人か知っている方も出席するので、楽しみです。