うわさ話とは、
物事や身の上について陰で話すこと。
世間で言いふらされている明確でない話。
とされています。
昔から人はうわさ話が大好きです。
先日放送されたNHKの“チコちゃんに叱られる!”のテーマが
「なぜ人はうわさ話が好きなのか?」でした。
チコちゃんによるとそれは、
生き残るため
話は農耕時代にまでさかのぼります。
農耕時代になって集団生活になると、その集団で必要な人間であるとアピールし、
集団での存在感を高め、生き残るためにうわさ話をするようになったとか。
他の人の悪いうわさを広め自分を守るために発揮された、
集団の中での生存術のようなものなのでしょう。
少し調べてみました。
オックスフォード大学の教授も
人間のDNAの中に組み込まれた生体本能のようなものかもしれないと言っています。
実際うわさ話をすることで良い気分になる脳内物質のドーパミンが放出されることが分かっており、
ミシガン大学の研究では不安やストレスを和らげるプロゲステロンレベルも
上昇することが分かったそうです。
人がうわさ話を好きな理由が科学的にも分かったわけですね。
うわさ話は、人と人とのつながりを強くします。
同じ情報や価値観を共有することで強固な人間関係を築くことができます。
しかし、うわさ話はうわさ話であって、それが真実か否かは分かりません。
さらに、うわさ話は排他的で、対象となっている人物を貶めてしまう内容がほとんどです。
安易にうわさ話をする人も、それを受け入れ、広めてしまう人も、
実は集団の中で不安やストレスを抱え込んでしまっているのではないでしょうか?
そのような視点を持つことも必要では無いかと思いました。