こんにちは。PRディレクターのNです。
私は愚鈍な人間なので
0から何かを生み出すという才能(生み出そうする努力の才能)はありません。
そのため、0から新しいアイデアや作品を生み出す方々を心の底から尊敬すると同時に
嫉妬が入り混じった羨望の念を禁じえないのです。
その点も含めて愚鈍だなぁなどと落ち込んでしまうイタチごっこを、
思春期を迎えてからこのかた延々と繰り返しています。
そんな私が音楽を聴いたり、映画を観たりするとき
「ああ~、これはあの曲をサンプリングしている気がする」や
「このシーンはあの映画のシーンをオマージュしているのかもしれない」などと
つい考えてしまいます。
すると今度は、「自分はなんてモノを知らない愚者なのだろう」と
別の悩みの種がむくむくと首をまたげてしまうのですが…。
強いて、そのような視点で生きてきて得たことと言えば、
良い部分を抜き出す力は養えたような気がします(気がするだけですが…)。
大工さんや職人さんが仰るように「仕事は人の真似をするところから始まる」と
同じような考え方だと思っています。
これを勝手に“サンプリング思考”と名付けているのですが、
世にあふれる考えや手法の一部を拝借して再構築することで
0から有を生む、
いわゆる“生みの苦しみ”から解放されるような気がするのです。
なんの参考にもならない駄文で申し訳ありませんが、
少しでも役に立てると有難いです。