こんにちは。
【シニアPRディレクター 兼 管理栄養士】のMです。
７年の制作期間をかけた宮崎駿監督の最新映画「君たちはどう生きるか」。
ジブリ大好き人間として、初日に観に行ってまいりました。
この映画の面白さはストーリーだけじゃなく、
鈴木敏夫Pが仕掛けた「一切宣伝をしない、宣伝戦略」にもあると思っています。
事前情報として明かされていたのは、
映画タイトルとアオサギが描かれた、たった1枚のポスターのみ。
宣伝ゼロでも映画が公開できる、つまり、集客できるというのは、
絶対的な「ジブリブランド」、「宮崎駿ブランド」があるからです。
メディアでは、宣伝しないことが話題となり、記事となって、さらに集客を加速させ、
初動の興行収入は、宮崎駿監督の最大ヒット作の「千と千尋の神隠し」を超えるほど。
映画公開後は「この映画は何を描いて、何を伝えたいのか、まったく分からない！」
という、みんなのモヤモヤ、賛否両論、視聴者の口コミがさらに宣伝になる。
事実、私も1回目観た時には全く理解できず、、、
消化不良で頭から離れないため、すぐ2回目を観に行ってしまいました。
きっと、これは全て鈴木Pが仕掛けた宣伝戦略ではないかと思っています。
鈴木Pは、この映画が難解で、ある意味ジブリファンの期待を裏切り、万人受けする作品ではなく、
賛否両論言われるだろう、ということは制作途中から分かっていたと思います。
だからこそ、全部ひっくるめて宣伝に変えちゃえ！と、思ったのではないかと勝手に推測します。
「一切宣伝しないで、宣伝する」
こんな話題作りの仕掛け方があるのかと、、、逆転の発想の戦略に脱帽です。
