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2023/08/07

夏の思い出

こんにちは。
【PRディレクター】のEです。

私事で恐縮ですが、今年2023年でなんと上京30年目となりました!
19歳で地方から上京したので、もう10年以上東京での生活の方が長くなってしまいました。
本当に時が経つのは早いものです…

上京当時のちょっとした思い出話です。

大学の友人の影響もあり、上京してすぐにバイクの中型免許を取得し、アルバイトで必死に貯めたお金で400ccのバイクを購入しました。
人生初の大きな買い物でした!

翌年の大学2年の夏休み、サークルの先輩の勧めもあり、「北海道ツーリング一人旅」を決行、
約1ヶ月の一人旅でした。

東京・晴海埠頭から大型客船で北海道・苫小牧までの約32時間の船旅。
若干船酔いしつつ上陸した北海道は、8月末でも少し肌寒さを感じたのを覚えています。
そこから約1ヶ月、北海道中を走り回ったのですが、初めての北海道ということもあり、
毎日目にする光景が本当に雄大で、今でも目に焼き付いています。

道中は色々トラブルもありましたが、中でも深刻だったのがお金問題。
約30年前ですので、もちろん全て現金決済。
当時コンビニにATMも無く、お金を下ろす場所も限られていたので、ある程度まとまった資金を持って旅していました。

基本テントで寝泊まりしながら出費を節約していたのですが、
それでも食費、ガソリン代などどうしても掛かってしまいます。
また、毎日テントだと疲れが溜まっていく一方なので、たまにライダーハウスを使っていました。
ライダーハウスとは、その名の通りライダーのための簡易宿泊所で、当時は喫茶店や定食屋さんが兼業で営んでいて、
お店の2階など空いたスペースを破格の料金で泊まらせてくれるライダーにとって救世主のような施設でした。

旅も終盤を迎え、そろそろ東京に帰ろうかなと思っていた矢先、
予想外のバイクトラブルで思わぬ出費があり、手持ち資金が底をつきそうになってしまいました。
さて、どうしたもんかな…と思いながら、その時泊まっていた小樽のライダーハウスのマスターにその話をしたところ、即答で
「芋掘りのバイト紹介するから明日から働け」。

えっ?

冗談かと思いましたが、本当に次の日から約一週間芋まみれの生活でした。
一日数千円の日当でしたが、なぜかマスターは3食付きで泊めてくれました。
今思えば完全に赤字だったと思います。

やっと帰りの資金の目途が立ち小樽を後にする日の朝、マスターと一緒に写真を撮りました。
何も言わず満面の笑顔で見送ってくれたマスターがとても印象的でした。
今でもその写真を見るとその時の思い出が一瞬にしてよみがえります。

SNSの登場で人との繋がり方も大きく変わり、PRの分野でもとても重要なツールになっていますが、
こんな昔ながらの出会い方も大切にしたいですね。

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