こんにちは。
【代表のY】です。
ドジャーズの大谷翔平選手を知らない日本人は、いまやほとんどいないのではないでしょうか?
明るく前向きな姿勢に加え、努力を惜しまず、しっかりと結果を出す。
まさにスーパーヒーローのような存在です。
彼が高校時代に作成した「人生のロードマップ」は有名ですね。明確な目標を設定し、それを達成するために必要な行動を図式化し、
日々コツコツと努力を重ねる姿勢は、ビジネスの現場でも非常に学びが多いものだと感じます。
その考え方に影響を与えたのが、元京セラ会長・稲盛和夫氏の著書『生き方』だったそうです。
同書の冒頭には、次のような言葉が綴られています。
- 人生の目的は、心を高めること、魂を磨くこと
- 苦労は人間性を高めるチャンス
- 人格は、生まれ持った性格に加えて、その後の人生によって培われた哲学で形成される
通常、高校生であれば技術的なことに目を向けがちですが、「心を磨くこと」や「生きる哲学」に共感できる感受性の高さは、
まさに大谷選手の器の大きさを物語っているように思います。
さらに本書では、「人としての正しさ」についても、次のように説かれています。
- 嘘をつかない
- 人に迷惑をかけない
- 正直であること
- 欲張らないこと
- 自分のことばかり考えない
いずれも当たり前のようでいて、改めて読むとドキッとする内容ですね。
では、人格を磨き、魂を高めるにはどうすれば良いのか?
稲盛氏はその答えを「働くこと」に求めています。これは福沢諭吉の思想にも通じる部分があると感じます。
もちろん、同書には現代の価値観ではやや厳しく感じられる表現もありますが、次のような言葉は、大谷選手の生き方にも重なるものがあります。
- 心が呼ばないものは近づいてこない
- 人生は心の持ちようと、求めるものによって形作られる
- なりたい姿があるなら、誰よりも強く、熱意をもって願うこと
- 成就させるには、寝ても覚めても考え抜き、思い続けること
- 不可能を可能にするには「狂」が必要
野球以外の雑念を排除し、外食もしないというストイックな生活も、こうした哲学を実践している証なのかもしれません。
結局のところ、成功するためには、明確な目的を持ち、「どう生きるか」という人生観を持つこと、
そしてそれを信じて努力し続けることが不可欠だと、改めて感じました。