こんにちは。
アシスタントPRディレクターのKです。
大阪・関西万博が4月に開幕し、私の住む関西では開催前から連日テレビで関連ニュースが放送されています。
開催前は、建設費の膨張や準備の遅れ、パビリオンの建設中止といったネガティブなニュースも多く、SNSなどでも「本当に必要なのか?」という疑問の声が上がっていましたが、実際に足を運んだ人たちの感想を聞くと、「未来を感じられた」「パビリオンのレベルの高さに驚いた」など、肯定的な評価が多く、現地での体験が期待以上だったことが伺えます。
万博はその時代の課題や希望を反映するイベントです。かつての大阪万博(1970年)は高度経済成長の象徴であり、「進歩と調和」を掲げたものでしたが、今回は「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマ。特に注目されているのが、環境問題への具体的な取り組みです。会場内では再生可能エネルギーの活用や、プラスチックごみゼロを目指した飲食システム、最新のリサイクル技術など、持続可能な未来をテーマにした展示が多くあると聞きます。
こうした理念が実際に社会へどれだけ還元されるのかというのも注目すべきところです。万博が終わったあと、その技術や意識がどう私たちの暮らしに根付いていくのか。一過性のイベントで終わってしまえば、せっかくの取り組みも意味を失ってしまいます。
今後、万博で得た知見を地域社会や教育現場、さらには都市政策へとどう活かしていくのかを、長期的な課題として関心を持ち続ける必要があると思います。
とはいえ、こうした問題を含めて考えるきっかけになるのも万博の大きな意義です。関西という地で世界とつながり、未来について考える貴重な機会。開催国に暮らす者として、この機会を前向きに楽しみたいと思います。