こんにちは。
アシスタントPRディレクターのKです。
注目度の高い選挙が続いた今年、有権者の判断材料として、インターネットの影響力が増したことを実感する一年でもありました。
平成25年の法改正により、インターネットを利用した選挙運動が解禁されたことを受け、
SNSを駆使して若い有権者に支持を集め候補者が、マスコミでも取り上げられています。
それと同時に、目にする情報が果たして正しいのかを見極めるという、利用者にも新たな責任が生じました。
記憶に新しいところで11月の兵庫県知事選では、当初劣勢とみられた前職がSNSを中心に支持を広げ、怒涛の追い上げで返り咲きを果たしました。同じ関西に住んでいることもあり、私の周りでもこの選挙はよく話題になりましたが、
積極的に応援をする人もいれば、結果に激しく落胆する人も。
自分が信じる情報以外を「デマ」と捉える人も少なくなく、情報源が多様化したことで「何を信じるか」で分断が生まれつつあることを感じます
テレビとちがいネットでは、情報を「選ぶ」ことができます。
インターネットの検索機能には、ユーザーが好まない情報を遮断する機能が存在するため、自分が好む情報だけに囲まれ、
それが正しく、世の中の基準であると思い込む「フィルターバブル」の状態が成立してしまいます。
その結果、情報を得るほどに視野が狭くなってしまうことも。
前出の知事選のその後のニュースで、街頭インタビューされた市民の方が「いろいろ聞こえてくるから何を信じていいのかわからなくなってきた」と答えていたのが、
情報過多の今を生きるリアルな声に思えました。