こんにちは。
【管理栄養士】のAです。
暑いと冷たい水の存在がありがたいですね。
手を洗いながらも肘の下まで濡れると本当に気持ちが良いです。
特に食事の前は手を洗ってすっきりしてから食事に臨みたいですよね。
ところで、「食事の前に手を洗う習慣」について疑問に思ったことはありますか。
10年ほど前に大学で食生活論を担当していた時に授業で、
学生達へ何で手を洗うのかと質問したことがあります。
「手をきれいにするため」、「汚れを落とすため」という答えが返ってきました。
なんで、水で手を洗うときれいになるの?というところから考えてもらう授業でした。
今、WHOのSDGsでは、「安全な水とトイレ」がNo.6になっていますが、
SDGsが大きく取り上げられる前から「きれいな水」の大切さについては
世界中で重要な問題とされていました。水がきれいであるからこそ、手を洗う意味があるんですよね。
きれいな水の維持と上下水道の技術は相関しているので、疫学上の必要性からも
日本のどこでもしょっちゅう工事をしているんです。
地震の発生にも強い下水道管に代替する工事が全国で行われていますが、
人も足りないしお金も足りないとも言われています。
今後、全国的にきれいな水が蛇口から出るのは難しくなるかもしれないという識者もいます。
飲めるし、手も洗えるという安心安全な水を確保できる状態が続くために、
下水道工事が都道府県によって差が生じないようになれば良いなと思います。
これから、暑い季節は食中毒の予防のためにも今まで以上に意識して手を洗う必要がありますね。
きれいな水が出ることに感謝しながら、
しっかりと手を洗って夏バテしないよう食事を楽しみたいと思います。