こんにちは。
【アシスタントPRディレクター 兼 管理栄養士】のCです。
毎月17日は減塩の日です。
日本高血圧学会が制定した「高血圧の日」が5月17日であることが由来となっています。
ご存じの方も多いかと思いますが、塩分の摂りすぎは高血圧を引き起こす要因ひとつで
脳卒中や心臓病、腎臓疾患などの様々な疾患の原因となります。
特に日本人は塩分摂取量が多い食生活であるため、
生活習慣病予防の観点から、減塩は食生活を見直す上でウエイトの大きい項目といえます。
健康増進法に基づいた国民の健康増進を図るための基本方針として5月末に厚生労働省が発表した
2024年度からの国民健康づくり計画「健康日本21(第三次)」でも【塩分摂取目標量】が見直されました。
本案が決定となれば、塩分摂取目標量は【7g/日】となります。
令和元年の国民健康・栄養調査によると20歳以上の塩分摂取量は【男性:10.9g】【女性:9.3g】なので
男女ともおおよそ3~4gの減塩が必要となります。
“3~4gの塩分を控える”といってもなかなかイメージがつきにくいですよね。
簡単に取り組める減塩方法として、よく聞かれるのが「麺類の汁は残す」。
これでどのくらいの塩分を控えることができるのでしょうか。
種類によって差はありますが、代表的な麺類の塩分相当量の目安をご紹介します。
【かけそば 1杯:3~4g程度】 【かけうどん 1杯:4~5g程度】
【ラーメン 1杯:4~5g程度】 【カップ麺 1杯:5~7g程度】
1日7gが目標量であることを踏まえると、これらの麺類の塩分量がいかに多いかが分かると思います。
この塩分の多さが「麺類の汁は残そう」といわれる理由です。
麺自体に含まれる塩分や、麺に絡む汁の量や種類による差もありますが
ある研究によると、【汁を残した場合の塩分摂取量は1~2g程度だった】という結果もあり、
麺類の汁を残すことで、摂取する塩分が大幅にカットできることも分かっています。
減塩は生活習慣病予防・健康増進のための大きな目標です。
健康づくりの第一歩として、今日から取り組める減塩方法「麺類の汁を残す」に取り組んでみてはいかがでしょうか。