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2025/05/27

若い女性のやせに警告!

こんにちは。

【アシスタントPRディレクター 兼 管理栄養士】のNです。

みなさんは「やせたい」や「自分は太っている」などと感じることはありますか?

自分の体形について、低体重にも関わらず2割の方が、適正体重の方でも5割が「太っている」と認識しているとの調査があります。

令和5年の国民健康・栄養調査報告によると、20代女性の24.4%、30代女性の17.9%が「低体重」(BMI18.5未満)の状態にあります。昨今では、SNSなどメディアの影響によって「やせ願望」が低年齢化していることも指摘されています。

これを受けて、日本肥満学会では、若年女性らに広がるやせ志向に強い危機感を表明し、低体重・低栄養が招く健康障害を「女性の低体重・低栄養症候群(FUS)」として確立を目指す方針となっています。

無理なダイエットによって、引き起こされる健康障害のリスクは下記の通り、多岐にわたります。いずれも、将来の健康やQOLにまで大きく影響を与えます。

・骨量低下、骨粗鬆症

・月経周期異常、不妊、妊娠合併症

・ビタミン、ミネラル不足による健康障害

・耐糖能異常、糖尿病

・筋肉量、筋肉の低下

・摂食障害

・精神・神経・全身症状

日本の低体重若年女性では、摂取エネルギーと身体活動量の両方が標準体重の方に比べて低く、「食べずに動かない」パターンが多いとの報告があります。エネルギー制限によって身体活動低下を招き、それが二次的に FUS に特徴的な身体症状を作り出す可能性もあると指摘されています。

つまり、1日3食「主食、主菜、副菜」の3点が揃った食事をとり、適度な運動習慣をつけることが非常に大切です。筋肉が少ない状態では、脂肪燃焼効率が落ちます。食事と運動を組み合わせて筋肉をつけることで代謝も上がり、健康的な毎日を送ることにつながります。

【参考文献】

・産経新聞 2025年4月29日(火) 「若者の無謀ダイエット 心身に異常」

・日本肥満学会 女性の低体重/低栄養症候群ワーキンググループ 「閉経前までの成人女性における低体重や低栄養による健康課題―新たな症候群の確立について―」

https://www.jasso.or.jp/data/Introduction/pdf/academic-information_statement_20250416.pdf

 

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