こんにちは。
【アシスタントPRディレクター】のKです。
広報・PRの仕事に携わる人を対象にした資格認定制度というものがあり、このひと月は、私も分厚いテキストと向き合う毎日でした。
「体系パブリック・リレーションズ」(カトリップ他著)によると、パブリック・リレーションズとは、
「組織体とその存在を左右するパブリックとの間に、相互に利益をもたらす関係を構築し、
維持をするマネジメント機能である」と、定義されています。
日本広報学会も、広報とは「組織や個人が、目的達成や課題解決のために、
多様なステークホルダーとの双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する経営機能」と発表しています。
改めて読んでみると、なるほどなぁ、と思います。
PRとは、つまり、信頼関係を築いていくことなのですね。
企業と、その周りのかかわりのある色々な立場の人々との間に、
お互いにとってよりよい関係を構築し、それを維持していくためのコミュニケーション活動ということ。
PRについては、よく広告と一緒にされることがありますが、例えば雑誌の場合、広告は有料で出稿するのに対して、
PRは編集者という第三者の評価を経て記事になります。編集者が自分たちの誌面でとりあげてもよいと判断した場合にのみ記事になるので、
掲載は確実ではなのですが、その分読者の関心や信頼も高いとされています。
その点で、PRは地道な活動と言えるかもしれません。
短い期間でバンバン露出してそれがバズって、いっぱい拡散されて!!…、
なんてことはしょっちゅうは起こらないものですが(全く不可能な話でもありませんが)、
地味で地道で、そして誠実な活動が重なって、企業の社会的信頼が形成されていくと私たちは信じて、
日々コツコツとコミュニケーション活動を続けています。